東京都委託施術者講習会

 1か月前になりますが(2016年8月29日)、東京都福祉保険局が一般社団法人東京都療術師協会に委託して開催している「平成28年度 第48回 東京都委託施術者講習会」に、2年ぶりに参加してきました。

 3回講習があり、全て出席すると講習会修了証をもらうことができます。今回で48回目ですから、50年近く開催している事になります。すなわち、あん摩マッサージ・指圧・鍼灸・柔道整復以外の、法律で規定されていない医業類似行為(医業の周辺行為)である整体・カイロプラクティック等の施術者に対して全く野放し状態ではなく、基礎知識と危険な施術について勉強する場を、東京都は50年近くも提供している事になります。

 今回参加した第1回の講習会の内容は、次の通りです。

  1. 関係法規
  2. 解剖学
  3. カイロ手技療法理論
  4. カイロ手技療法実技

 関係法規は、東京都の担当部門の方が、毎回説明されます。私はかなり関係法規については調べましたが、法律は変わって行くものであり、最新情報と解釈が微妙な所を説明してもらえるので、大変有意義です。また、法律知識を全く知らないでやっている施術者が大半なので、そういう法律知識を知らない施術者にとって、要点をまとめたこの講習は大変有意義だと思います。

 解剖学は、元監察医の医師が説明されます。解剖写真を使用して説明されるので、慣れないとなかなか凄いのですが、例えば脳卒中や動脈瘤破裂をやるとどうなるか、短時間で基本的な所を学ぶ事ができます。

 カイロ手技療法は、手を使って行なう施術についての理論的な説明と実技なのですが、一指法整体はやり方が違うとは言え、「手を使う」という基本的な所は全く一緒なので、参考になります。今回は特に危険な施術について詳しく解説があり、再確認する事ができて有意義でした。

 2回目以降は、生理学及び病理学の講習と、光線・温熱療法についての理論と実技があります。無料でこのような学習の場があるのは、本当にありがたいです。

英国ポーツマス海軍工廠 2002年9月15日撮影
英国ポーツマス海軍工廠 2002年9月15日撮影